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根性が無いんじゃ、怠けているわけじゃ、ないんです [ADHD]


これまで駄目人間だと自分を責める原因になったもののほとんどが、ADHDに起因するものだったのだと、診断を受けてからつくづく実感しています。

最近、自分もADHDではないかと感じていたという知人たちと話していて、「それ私も全く同じ!自分の努力が足りないんじゃなかったんだ…ほんと辛いよね」と、私も相手もほっとするということが続きました。

いわゆる「普通の生活」をしようとしても出来ず、「根性が無い」「努力が足りない」「怠けてる」と叱責される原因になりがちな特性について、今回は書いておこうと思います。


私の困った症状たち

(あくまでも私の症状ですが、調べてみるとほとんど典型的と言われるものでした)


・日中に眠くてたまらない

・集中力が続かないので、作業を継続してやったり完成させることができない

・物事と物事が常識的でない関係性で結びついて、勝手なオリジナル解釈をしてしまう(天然と言われる所以)

・順序立てて話すのが出来ないため、あれもこれも伝えないと焦り、結果的に話しすぎる

・人の顔と名前が何回も会わないと覚えられない

・体力の限度を超えて動いてしまい、後でグッタリして寝込む

・興味の対象がすぐに切り替わるので、色々なことについて忘れっぽい

・常に体のどこが動いていないと落ち着かないので、貧乏ゆすりする

・順序立てや組み合わせを考えられず料理が出来ない

・文章を前から順を追って読むのが苦痛

・表情や風景や細部に気を取られて、映画のストーリーを追えない

・小説の登場人物の名前と関係性がなかなか頭に入らない



■日中の眠気の深刻さ


日中眠い→寝てしまう→やらなくてはいけないことが出来ない→自己嫌悪


集中力が続かないことも大きな悩みの種ではありましたが、このように日常生活の一番の妨げになったのは日中の眠気です。夜間に寝ている間も脳が多動状態で、熟睡できないことが原因のようなのですが、睡眠障害と思うほどかなり辛いものがあります。

高校時代も大学時代も、長時間先生の話を座っておとなしく聞くということが出来ず、かなりの授業を寝て過ごしました。呆れた先生に教卓の真ん前に席を移されたこともありましたが、それでも睡魔には勝てず突っ伏して熟睡し、クラスの文集の「一番寝る人」部門ランキングでは、私がいつも1位という状態でした。

前日にたっぷり睡眠をとり、朝方生活に変える!と意気込んでみたこともありましたが、結局日中は眠すぎて何も出来ずすぐに昼夜逆転の夜型サイクルに戻り、睡眠時間だけが増えるということもしょっちゅうでした。

最近は薬を飲み始めてから少し改善されたかなと思ったものの、またこの日中の眠気がぶり返してきて、どうしたものかと考えております。


自分なりの対処方法を見付けていくことが大事

こんな感じで、私自身日々この困ったAHDHの症状の対処方法を模索している最中ですが、以前はみんなと同じようにやっては「なんで自分には出来ないんだろう」と落ち込んでいたのが、診断を受けてからは「そもそも良くも悪くも普通の人とは違うのだから、自分のやり方をみつけよう」と思えるようになったことは大きな前進でした。


最後に…

私と同じくADHDの方
、「努力が足りない」と自分を責めないで。むしろADHDが強みとなるように、自分なりの対処方法を見つけられるように、一緒にがんばりましょうー!

ADHDではない方、私たちは根性が無いのでも怠けているのはなく、脳の作りの問題なのです。努力が足りないと責めないでいただけたら幸いです。


タグ:ADHD
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