嵐の前の静けさ [ 旅行]
昨日サンフランシスコ空港に着き、ただいまサンノゼに滞在中です。
シリコンバレーを高層ビルが立ち並ぶ人工的なハイテクシティと想像していたら、緑豊かなだだっ広い場所でびっくり。サンノゼだからでしょうか?
しかも、この二日間私が宿泊しているのは、閑静な住宅街ど真ん中の、広い庭付きの一軒家エアビー。隣の母屋に住んでいるオーナー女性は、この庭の片隅で養蜂業をやっているという長閑さです。最先端技術の匂いがしません…!
宿泊者には、オーナーお手製の蜂蜜(右端)がプレゼントされます。
これまで何回かエアビーに泊まってきましたが、今回のエアビーはその中でも予想を遥かに上回る素晴らしいアタリ物件でした。
ただし、想定外だったのが、近くにカフェやスーパーがなかったこと。
昨日は、日中にサンフランシスコでランチをしてその食べ残りをテイクアウトしていたものの、サンノゼへの道が渋滞していたため、ウーバーでの到着が日が落ちてからになりました。
歩いて20分ほどの場所に小さい雑貨店のようなものがあるとわかったものの、真っ暗な中を歩くのはさすがに怖い。ウーバーで行くにしても、まだ営業しているかわからない。晩御飯がない!明日の朝食もない!飲み物もない!とパニックに。
しかし、しばらくして出先から帰宅したオーナーさんがご挨拶にきてくれたので、地獄に仏!とばかりに相談したら、「ちょうど買いたいものがあるからスーパーに車で行ってきてあげる」と。。もしかしたら、こんなうっかり者が、ここの宿泊者には多いのかもしれません。
そうして二十分ほどして帰ってきた彼女の手にしたバッグには、私がお願いした牛乳、ヨーグルト、フルーツ、チョコ、ポテチが溢れんばかり!ポテチに至っては、大袋が3つも。しかも代金を尋ねたら、「大した金額じゃないからいいのよ~」と笑って去って行ってしまいました。なんて太っ腹なお人。。まさに仏です。
こんな素敵なハプニングを体験できるのが、エアビーの最高に楽しいところ。(しかも格安!)病みつきになります。
ポテチの大袋が三つ…!笑 さすがに食べきれないから日本に持って帰ろう
フレンドリーな犬たちも撫で放哉です。可愛い。。
ベッドに足を突っ込んだらほんのり暖かく、よく見たら電気毛布が敷いてありました。なんてホスピタリティ…
ロフトがベッドルームの素晴らしい一軒家エアビーでした…!
そんな前日の食料危機の反省を踏まえて、本日は食材の買い出しを兼ねて、サンノゼのショッピングエリア「サンタナ・ロウ」へ。しかし、ここは予想をはるかに上回るこじんまり感でビックリ。しかも平日昼間だからか、道に人が全然いません。
でも、そこはITの町サンノゼ。
テスラのショールームと、アマゾンブックストアの看板が燦然と輝いておりました。
テスラ!ガルウィング!!
計器類がデジタル表示だと、ゲーム感覚で運転できそうです。
アマゾンのリアル店舗!
アマゾンのアレクサに対応したIOT家電コーナーがあるところが、やはり普通の本屋ではありません…!
アマゾンのトップ評価本のコーナーも。世界のどこでも猫は大人気(右端)!
前から興味があった本物のお化け屋敷「ウィンチェスター・ミステリー・ハウス」を発見!時間がなくて中の見学は断念しましたが、恐ろしい写真が撮れました…
買い出しも終わり、無事にウーバーでエアビーに戻った後は、半分しか読めていなかった明日からのプログラムの課題図書を必死で読了しました。
しかし、宿泊先はエアビーとブッキングドットコムで探し、移動はウーバー(無事に使いこなせるようになりました。ほっ)、街歩きはグーグルマップを見ながら、英語に困ったらトランスレーターアプリ、課題図書はキンドルアプリで勉強、航空券はエクスペディアで購入(今回は使っていないけれど)など、もうITの力がないと何も出来ません。
これが無かった10年前はどうやって旅していたんだっけ。。この全てが小さいスマホ一個で事足りるなんて、便利な世の中になったもんです。しかし逆に言えばスマホが壊れたら何も出来ない!
ITが一瞬にして古い技術を駆逐して、世の中の風景や価値観をガラリと変えてしまうわけですが、この数々の技術を生み出してきたシリコンバレーに今自分がいる、ということにしみじみと感動してしまいます。しかもこの緑深い土地で、そんな最先端のものが次々生まれてきたことが、なんだかとても不思議。
しかし、こうして穏やかに静かに過ごしてきた日々も、今日で終わりです。明日からいよいよ怒涛のプログラムが始まります。かなり緊張していますが、吸収できるものは全て吸収してこようと思う次第です。行ってきます!