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『グラン・トリノ』 [映画]

今回は真面目な、少し重い内容です。

(「いまは重いのはちょっと…」という方はこちらから脱出くださいね!)
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昨日遅ればせながら
クリント・イーストウッドの『グラン・トリノ』を観ました。

(ネタバレあり、というかオチありきでの話なので、まだ「観てない!」「オチ知りたくない!」という方もこちらから脱出を。
あらすじなどを知りたい方は、こちらをどうぞ。)

最初からずいぶん話が飛びますが、
恥ずかしながらここ最近ずっと、「孤独死」を心配していました。
世の中を憂いているというよりも、自分の孤独死を、です。

親戚の中では私は一番の年下なので(子供も近いところにはいないので)
老後に、私が親類もほとんどいない独居老人になるのはほぼ確実。

死後半年ほどたってから発見された老人の話が新聞で取り上げられるたび、
そんな寂しいのはいやだから、
今からお金を貯めて老人ホームに入って誰かに看取ってもらおう、
なんて思っていました。

でも『グラン・トリノ』でクリント演ずる元軍人のウォルトが見せてくれる、
最高にかっこいい人生の幕引き!究極のダンディズム!

私の考えがすべて吹き飛んでしまいました。

老人ホームで世の中から隔離されて死を待つだけなんて!
何のために安全な中で生き延びるの?
最後の一秒までみっちりと生きていたいじゃない!

…なんか頭を殴られたような衝撃でした。

「孤独」死、その「孤独」の文字は他人がくっ付けたもの。
その二文字に私、怯えすぎていました。

…といっても、
私が独居老人になるのは半世紀以上先のお話なので、
なんで今からそんなに心配してるの!?
といつもみなさんにつっこまれるのですが。。
(極度の心配性なのです…)

なにはともあれ『グラン・トリノ』、
「死」に涙を流しながらも
「生きること」の情熱がふつふつと湧き上がってくる、
そんな不思議な熱さを持ったすばらしい映画でした。

まだ観ていない方、ぜひご覧を。
イーストウッドのすばらしい悪態の数々も一見の価値あり、です。

コメント(2) 
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コメント 2

喜

私も見た!最後撃つマネするとこ、カッコよかったね!
でも、孤独死については、思いもよらなかったよ。
なおさん、さすがの発想力だね。
by 喜 (2009-12-21 16:10) 

sawanao

>喜さん

バーンってかっこよかったよね〜〜〜!
煙が見えるようだった!
あんな迫力のあるおじいさま、なかなかいないよね。

…発想力というか、最近孤独死が心配すぎてたから、
勝手にそっちから解釈しちゃっただけなのだよ(^^;)
by sawanao (2009-12-21 23:27) 

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