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終活をさかなに [出会い]

先日、シュウカツについて語り合うという、とても素敵な飲み会にお誘いいただいて参加してきました。シュウカツはシュウカツでも、「就活」じゃなく、人生の幕引きを考える「終活」です。

克服はしたものの自殺願望と長年生きてきて、肉親の中で一番年下で最期は一人で終わりを迎えることになりそうな私は、もともと終活にとても興味がありました。


まだ死ねない

メンバーは、驚くほど多種多様な業種、職種の方々。生前葬を予定されている方、時々好きなコスプレで遺影を撮られている方(先日はマリーアントワネットになったそう)、味気ない骨壷は私らしくないとオリジナル骨壷をプロデュースされている方も。

でも全員に共通していたのは、それぞれ自分の人生の幕引きをどうするかということを真剣に考えられていたこと。

お互いの考えを交換しながら、同席された宇宙葬(下部に説明有)や海洋散骨(同)のプロのお話を聞きました。

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日常生活の中では、このように死を話題にするのは「重い」と避けられがちですが、この飲み会ではそのような目を気にすることもなく心を割って話せたのも、とても嬉しいことでした。

また、以前から仲良しだった方が実は命の危機に瀕したことがあり、その時から「絶対にまだ死にたくない」「この世に生きた自分の記録をできるだけ残したい」という想いでお仕事をされていたことも初めて知りました。予想だにしていなかったので衝撃でした。

私自身も自殺願望と共に生きてきたサバイバーだったとはいえ、実際にそのようなリアルな臨死状態になったことはありません。

でも、きっと私もその状態になったら、同じように「絶対に死にたくない」と思うだろうと感じています。そしてそう「生に執着できる」ことは長年の憧れであり、最近はだんだんそうなれつつあるのですが、それを改めて気が付かせてくださったことに感謝の思いでした。


ADHDの仕事論

15人ほどの参加者のうち、私を含めた3人がADHDだったことも嬉しい驚きでした。しかも他にも何人かお仲間の匂いがする方も…

私が以前ADHDと診断されたときに「自分もだよ。大丈夫」と言ってくださったのは、私が尊敬する方ばかりでした。

しかし、メディアの記事はADHDの人がいかに不器用で世の中からはじかれているのかというものがほとんど。確かに人の不幸は蜜の味ですし、実際世の中の「普通」に合わせることができなくて苦労することが多いのは紛れもない事実です。

でも起業家にADHDは驚くほど多いと言われていますし、同席したお二人も、会社員生活が合わなすぎたから自分で仕事を作ってしまったなど、自分の才能を生かす方法を見つけられていました。


普通に暮らしていると、ADHDの人は自分の短所に目が向きがちで、「いかに今ある仕事に自分をアジャストしていくか」に意識が集中しがちです。

しかし、「いかに自分の特性にあった仕事を見つけるか、もしくは作り出すか」という真逆のアプローチの思考こそが必要なのだと感じます。それさえ見つければ、あとはお得意の「過集中」がうまくやってくれる。

この飲み会に参加されている方々は、素敵なアイデアをワクワクしながら形にされていて、

この世にはこんなに色んな仕事があった!
こんなことを仕事にしちゃっていいんだ!


と自分の視野がいかに狭くなっていたのか気がつくことも出来ました。

私はアルコールアレルギーでお酒が一滴も飲めない下戸ですが、終活というお題を通じてたくさん学びたくさん考えた、実り多すぎる飲み会でした。

自分の最期の理想のイメージは、アート仮装「keshin」をして撮影した遺影を準備し、太陽の光を浴びて緑をみながら死に、一部の骨は海に撒いて、一部は宇宙に、かな。そのあとは適当に世界をゆるゆると漂えたら、こんな幸せなことはありません。。

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ちなみに今回お声がけくださったのは、パティシエでWeb制作会社社長の小島和美さん。まさに自分で仕事を作ることを体現された方。人生が超オリジナル!!
https://retty.news/35225/

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【宇宙葬とは】
1人1グラム分の遺灰をカプセルにいれ、人工衛星に乗せて打ち上げる元NASAエンジニアが発案した葬儀サービス。2、3年地球を周回したあとは、大気圏に突入し流れ星に。専用アプリで人工衛星の現在地を確認でき、人工衛星の視点で地球を見ることもできる。松本零士さんも申し込み済。30万円也、意外に安い。

月面に遺灰カプセルを置いてくるパターンもあり、月を見上げるたび「あそこにおばあちゃんが眠っているんだよ」などと思い出すこともできる。

宇宙は地上350km。東京から大阪に行くより近いそうな!
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20131018/254729/
https://www.facebook.com/elysiumspace/


【海洋散骨とは】
船舶やヘリコプター、セスナなどで遺灰を沖合の海洋に散布する方法。
https://blueoceanceremony.jp/
エンディングに関する相談もできるカフェも。
https://www.facebook.com/BOceanCafe/ 


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