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自信が生まれるまでのプロセス [アダルトチルドレン]

最近、小さいながらも自信が育ってきたなと感じるようになってきました。一年前の私には信じられなかったことです。


昨年の今頃までずっと、私は自分のやっていることに全く自信が持てず、周囲からの視線を気にし、他人の意見に振り回されながら生きていました。それは、皮の下で魂が小さく縮こまって、周囲を伺いながら息を潜めているような感覚でした。


でも、最近は、魂が大きく膨らんで皮とバチっと接着された感じがします。昔は歪んだ姿でしか見えなかった世界が、今はクリアに見えて、自分の軸も定まってきたようです。


思い返せば、去年の夏から私の環境は大きく変わりました。


これまでも沢山の方の出会いの中で成長させていただいてきた私ですが、現在、VRの技術サポートをしていただいているサイキックVRラボ(以下サイキック)社長の山口征浩さんに自信の土台を作っていただき、そこから色々なことが連鎖的に起こりましたので、今回はそれを書いてみようと思います。



「無名な人がいい」


そもそも山口さんとの出会いは、キリストダンナがメンターをしている、リクルートのスタートアップアクセラレータ「TECH LAB PAAK」に入居していた山口さんが、成果発表会でダンナの「マイクロソフト賞」を受賞されたことから始まりました。


キリストダンナがその際にサイキックさんの持つ技術をみて、「作品を3Dスキャンしてもらったら面白いんじゃない」と私に提案し、間も無くマイクロソフトの会議室でサイキックの皆さんとお会いできることとなりました。


図1.png
 右端が山口さん。左端が表情がカチコチの私。茶髪長髪がキリスト。


しかし、そこで実演してくださったサイキックさんの技術が凄まじくハイレベルな上に、いらした皆さんはキラキラとエッジが立った方ばかり。自信のかけらもなかった私はすっかり恐れをなし、隅の方でひっそりと身を隠すようにして座っていました。


でも、死生観をテーマにしたVR作品を体験させていただいた時、私のテーマと同じだ!と感動し、おずおずと「こんなものを作っているんですが…」と作品を差し出してみました。すると、皆さんが興味を持ってくださり、山口さんからは「ぜひ一緒にやりましょう」となんとも嬉しいお言葉が。


山口さんは、「これまでデジタルベースのクリエイターとは組んできたが、アナログでやっている人とも組みたい」ということだったのですが、「こんな、どこの馬の骨とも知れないような私でいいのだろうか」と、私はその後もしばらくプレッシャーに苛まれました。


しかし山口さんは、「すでに有名な人ではなく、これから一緒に成長して行ける人と組みたいんです」と何度もおっしゃってくれました。


そして、「今は奈緒さんの情報をググってもほとんど出てこないから、いっぱい出てくるように仕掛けましょう!」とも。こんな風に、無名であるということは顔から火が出るほど恥ずかしいことでしたが、そう力強く言ってくださるのを聞いているうちに、羞恥心は「その思いに応えたい!」という思いにシフトしていきました。



そして、その数ヶ月後の8月、VRプラットフォームの「STYLY」のサービスローンチに合わせ、私はVR作品を制作・発表し、サイキックさんはプレスリリースを配信してくれました。


(ちなみに山口さんは、プレスリリースの達人です。もちろんそこにはハイレベルの技術があるからなのですが、どのタイミングで、どのように打てば取り上げられるか、という判断は的確すぎるほど的確です)


まだまだ自信がなかった私は「とりあげてくれるメディアがあるんだろうか」と半信半疑だったのですが、配信後には色々なところが取り上げてくれました。


そして、この件を、以前リクルートに私がいたときの先輩で編集者の馬場美由紀さんが、記事にしてくださいました。これには、「昔は作る側だった私が記事になるなんて!」と、とても感慨深いものがありました。


スクリーンショット 2017-12-02 18.08.15.png
山口さんと一緒に!
※codeIQがクローズしてしまったので、リンクを張り替えました(2018/8/5)



連鎖と自信の種



そしてこのあたりから、「どうやら私のやっていることは悪くないらしい」という手応えとともに小さな自信が生まれ、そのことも一つの原因となってアダルトチルドレンの苦しみからも抜けられた感触を得られるようになりました。


その生還体験を記事にしていただいた後には、ふと参加した放送作家野呂エイシロウさんのPR勉強会で「情報発信が大事」と学んだためにこのブログを始め、その三日後には、IT界の女帝の奥田浩美さんからシリコンバレー合宿のお誘いをいただきました。


そのシリコンバレー合宿では、プログラム創業者の堀江愛利さんのファシリテーションのもと、素晴らしい仲間たちと一緒に昔のキズとトラウマを手離し、先日のイベント登壇では、プレゼンを通じて「この私にも語れることがある!」という発見を得ることができました。


途中からポンポンと素敵ながらチャレンジングなお話をいただくようになり、それを必死に乗り越えていたらいつの間にか、自信の小さな粒が、まだ小さいながらもしっかりとしたものになっていました。


周囲からの評価に対しても「私がいいと思ったんだからいい」「自分が伝えたいことを伝え、やりたいことをやっていこう」と思えるようになってきました。


このような事が半年強で起こり、一年前の私だったら信じられない変化が自分の中で起きました。


自信を持つことが出来るようになるためには、「勇気を持って発信してみる」「次に繋がる」「自信になる」というように、小さな成功体験を積み上げていくことが大事だとよく言われていますが、実際に山口さんは、技術サポートのみならず、その心理サポートを私にしてくださったわけで、そんな山口さんには感謝しかありません。



産まれながらにして根拠のない強大な自信を持つことができる人がいる一方、私は自信を自分で育てていかなくてはなりませんでした。現在はようやく自信が産まれてきましたが、それでも時々は揺らぐこともあるでしょう。でも、きっともう私は昔のように卑屈にならないだろうという手応えがあります。それだけで十分です。私にとっては大進歩です。40歳にして、ようやく私は自信を持つことから生じる安心感を知りました。



ちなみに、ある知人からは「最近変わったよね。昔のフワっとした感じがなくなった」と、少し残念そうに言われました。以前の自信のない私にはあった「弱さから出る可愛げ」が無くなったということかもしれませんが、私はそんなものはもういりません。笑 自分が心地いいことが一番大事です。 





タグ:自信
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