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鉄分の欠乏から起こる鬱もある [アダルトチルドレン]

暗闇のどん底にいたときには常に不安と焦りと自己嫌悪に追い詰められていましたが、問題をうやむやにしたり引き篭もったりすることで、なんとかやり過ごしてしていました。

しかし結婚してからは、相手とのコミュニケーションを避ける訳にいかず、それまで逃げることで解決してきた諸問題に、正面から向き合わなくてはならなくなりました。案の定深刻な問題が次から次に噴出し、ほとんど鬱状態にもなり、藁にもすがる気持ちで次のようなことを試しました。

・カウンセリング
・貧血治療
・催眠療法
・瞑想各種

私が最近楽になったと思えるようになったのは、この全てに効果があったのかもしれませんし、もしくはこれ以外に自分でも気が付いてない有効なものがあったかもしれません。しかしこの中でも、数値上で確実に改善された貧血治療について、今回はご紹介しようと思います。


私は体質的に極度の鉄欠乏性貧血だったため、赤血球が小さくなり酸素の全身運搬機能が低下していました。そのため、ちょっと走ったり階段を何段か登るだけで心臓が破れそうになって呼吸困難になり、終いに心臓に負担がかかるからと医者から運動を止められました。もちろん健康診断では毎回要検査・要治療でしたが、造血剤が体に合わず長い間放置していました。

でもある時、「鉄欠乏から来る鬱があり、治療でよくなる」という記事を見つけ、もしかしたら気分向上に効くかもと、その治療をしている心療内科に通ってみることにしました。人体の仕組みについては詳しくは検索いただきたいのですが、鉄欠乏になると、安心感をもたらす神経伝達物質のセロトニンが生成できなくなるのです。


ここに1年のあいだ毎月通い、サプリメントによる治療、血液検査、食事指導を受けたのですが、みるみる数値が改善し、体に驚くほどの変化が出始めました。まず疲れにくくなり、階段を息切れせず登れるようになり、体温が上昇し冷え性が改善し、朝起きるのが楽になりました。(栄養食品の宣伝文句みたいですが…!)

いつも午後遅くに布団から這い出してきては、外出してはすぐにぐったりして、「なんて自分はダメなんだ」と自己嫌悪していたのですが、「世の中の人はこんなに軽々と動けていたのか!!」と愕然としました。この時34歳くらいだったのですが、一般的には25歳をすぎると体力が落ちると言われているにも関わらず、人生でもっとも動ける体になり、嬉しくて意味なく階段も駆け上がったりもしていました。現在も、問題なしと判定される値の範囲を保っています。

また、この心療内科では、カウンセリングは受けずに貧血治療だけだったのですが、そのお医者さんももともとアダルトチルドレンだったため、何気なく言われた一言にとても効果がありました。

私が「この辛い過去を消して楽になりたいんです」と訴えたところ、「それは病気じゃないから、それを消したら君の歴史がなくなって君じゃなくなっちゃうよ」と。「そうか、消すのでなく、歴史の一部として受け入れられるようにならないといけないんだな」と、その時に気が付きました。


もし皆さんの中にひどい鉄欠乏性貧血で気分が鬱々としていらっしゃる方がいらっしゃったら、お医者さんに相談してみるのも一つの手かもしれません。


 


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