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傷の深さや大小は関係ない [アダルトチルドレン]

皆さんのお役に立てそうなので、しばらくの間はアダルトチルドレン関連のことを書いていこうと思います。


私は物忘れの激しいたちなので、昔の苦しかった想いが徐々に薄れ始めています。言葉が上滑りしないように、きちんと確認しながら書いていかねばと居住まいを正していますが、こんな風に忘れてさえしまえるということも皆さんの励みとなれば幸いです。


私が育った環境は、経済的にもそこそこ恵まれて、思春期にはブラジルで生活させてもらえ、自分自身も健康な体を持ち、はたからみたらほとんど問題がなかったように見えたと思います。

戦場で育ったり、孤児だったり、明日食べるものがない環境で育ったわけではないので、以前の私はそういう方々と比べて「こんなの甘えに過ぎない」と、自分をとことん追い詰めて罰していました。


でも今ならわかります。傷に大小も深さもなく自分を苦しめた傷があるかないか、なのだと。傷を負ったら皆同じ負傷者なので、早急に手当が必要です。

子供に親や環境は選べません。そこに産み落とされてそこが苦しい環境だったなら、戦場だったのです。だから我慢せず大いに痛がって、助けを求めてください。


私は大学時代に、どうにも苦しくて誰かに助けを求めようとしたものの医者やカウンセリングに通うお金もなく、困り果てた末に、電柱に保健所のチラシを発見して電話をしたことがあります。

電話に出た保健婦さんは、「私たちにはお医者さんを紹介することしかできない」と前置きしつつも「話は聞いてあげられるから」と言ってくれました。

しばらく私のとりとめのない話を黙って聞いてくれた後に、ポツリと「よく頑張ってきたのね」と。その瞬間涙が吹き出し、外にいたにも関わらず私はわんわん泣きました。私はずっと、誰かがこの言葉をかけてくれるのを待っていました。


だから、今自分に苦しむ権利なんかないと自分を諌めている方がいらしたら、これまで死なずに一人で傷だらけになりながら戦ってきたことをたっぷりと労ってあげてください。本当によく頑張ってきたのですから!


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