いわき市に災害ボランティアにいってきました（１）
２９日から２泊３日、GWの休みを利用して、１０名で福島県いわき市に災害ボランティアにいってきました。
はじめは宮城でのボランティアを予定していたのですが、道路の渋滞がひどく仙台まで辿り着けない、放射能を恐れて福島のボランティアは数が足りないだろう、などという判断で、急遽、福島県いわき市に変更。
いわき市内を車で走っていると、ほとんど津波の被害が見受けられずブルーシートが瓦落下防止のために屋根にかけられている以外は、通常の生活に戻っているように感じました。
しかし沿岸部に車を走らせると、風景は一変しました。岸辺に打ち上げられて交差している船、火事で黒こげになった松、倒れた電柱…。目を疑うような光景が延々と続いていました。普通の家並みが続いている場所も、道を挟んだ反対側では家が土台だけになってがれきが積み上がり信号機が折れ曲がっているのです。映画で見る戦場のような非日常な風景をどう受け入れていいのかわかりませんでした。これが現実とは思えないのです。
宮城の災害の方ばかり考えていたのでいわき市がこれほどまでに津波の被害を受けていることを知らなかったのですが、自分が今被災地にいるのだという現実に頭を殴られたような思いでした。
実際に活動したのは小名浜の魚市場の前の道路清掃と久之浜の地震で被害を受けた民家の片付けだったのですが、そのあたりのことは、これからボランティアに行かれる方の何かの参考になればと思い、次の記事でまとめていこうと思います。
ボランティアは自己満足だとか偽善だとかそんな声もありますが、確実に人手は必要とされていますし、親切の押し売りをせず割り振られた仕事に文句を言わずに確実に仕事をこなすのであれば自己満足は一つの原動力として認めてあげていいと思うのです。やっぱり何かしたくて現地まで行っているのですから。
でも、本当に人手は足りていないと思われます。ボランティアにいってきた知り合いが口を揃えて「また行かないと」と言っている理由が行ってみてわかりました。今回も１０人で行ったのに、出せた成果はほんの小さなものでした。
ただ、短期間とはいえ自分の目で見て匂いを嗅いで空気感を感じてこられたことは自分にとって重要な体験でした。もちろん、二日ボランティアをやったところで被災地の全容はわかりませんし、東京に住んでいる私には被災者の方々の気持ちを理解するなんてことはできません。でも次に自分が何をすると少し役に立てるかが少し掴めたような気がします。出来ることをこれからも継続的にやっていかなくては…。
そして原発から近いために避けられたり風評被害を受けている福島を、これからも応援していこうと思います。がんばっぺいわき！
はじめは宮城でのボランティアを予定していたのですが、道路の渋滞がひどく仙台まで辿り着けない、放射能を恐れて福島のボランティアは数が足りないだろう、などという判断で、急遽、福島県いわき市に変更。
いわき市内を車で走っていると、ほとんど津波の被害が見受けられずブルーシートが瓦落下防止のために屋根にかけられている以外は、通常の生活に戻っているように感じました。
しかし沿岸部に車を走らせると、風景は一変しました。岸辺に打ち上げられて交差している船、火事で黒こげになった松、倒れた電柱…。目を疑うような光景が延々と続いていました。普通の家並みが続いている場所も、道を挟んだ反対側では家が土台だけになってがれきが積み上がり信号機が折れ曲がっているのです。映画で見る戦場のような非日常な風景をどう受け入れていいのかわかりませんでした。これが現実とは思えないのです。
宮城の災害の方ばかり考えていたのでいわき市がこれほどまでに津波の被害を受けていることを知らなかったのですが、自分が今被災地にいるのだという現実に頭を殴られたような思いでした。
実際に活動したのは小名浜の魚市場の前の道路清掃と久之浜の地震で被害を受けた民家の片付けだったのですが、そのあたりのことは、これからボランティアに行かれる方の何かの参考になればと思い、次の記事でまとめていこうと思います。
ボランティアは自己満足だとか偽善だとかそんな声もありますが、確実に人手は必要とされていますし、親切の押し売りをせず割り振られた仕事に文句を言わずに確実に仕事をこなすのであれば自己満足は一つの原動力として認めてあげていいと思うのです。やっぱり何かしたくて現地まで行っているのですから。
でも、本当に人手は足りていないと思われます。ボランティアにいってきた知り合いが口を揃えて「また行かないと」と言っている理由が行ってみてわかりました。今回も１０人で行ったのに、出せた成果はほんの小さなものでした。
ただ、短期間とはいえ自分の目で見て匂いを嗅いで空気感を感じてこられたことは自分にとって重要な体験でした。もちろん、二日ボランティアをやったところで被災地の全容はわかりませんし、東京に住んでいる私には被災者の方々の気持ちを理解するなんてことはできません。でも次に自分が何をすると少し役に立てるかが少し掴めたような気がします。出来ることをこれからも継続的にやっていかなくては…。
そして原発から近いために避けられたり風評被害を受けている福島を、これからも応援していこうと思います。がんばっぺいわき！
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お邪魔いたします。
ボランティアをなさって、相手も当然喜んでくれて、自分も満足できて最高ですよね。
by ガンガンガン速 (2011-05-06 15:45)
先日故郷いわきへ帰りました
中高と良く仲間といった薄磯海岸へ
いきました、目にしたのは。。。。
もう言葉が出ませんでした。自然と両手を合わせ
ご冥福をお祈りしていました。
TVで芸能人等が「がんばろう」と言ってますが
被災者にはなにも届きませんね
僕はこう親友に声をかけました
「とにかく前へ進もう。。。。」
故郷いわきのためにも景気回復に全力で向かいます
by hase (2011-05-14 18:26)
＞ガンガンガン速さん
相手にお邪魔にならずに出来ることやって自分もハッピーっていうのが一番自然な気がします（＾＾）
＞haseさん
故郷だったのですね。。。私にはどうやっても被災された方のお気持ちをわかってあげられませんし、わかったつもりになるおごりだけは一番避けたいと思っています。
本当に少しでも早く、いわきが元気になって昔の姿を取り戻すことを祈ってやみません。前に進む、本当にそれだけですよね。私も微力ながら忘れず、出来ること続けたいと思います！
by sawanao (2011-05-16 13:27)
sawanaoさん
ありがとうございます。
今後ともどうぞ宜しくお願いします。
by hase (2011-05-19 13:02)
ありがとう。
by a (2012-03-23 01:12)